【インタビュー Vol.01】草加の「革」で挑戦し続ける「killing art」

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地域を盛り上げている「人」にクローズアップする企画が始動しました!

vol.01は草加の革職人会に所属している「killing art」さんをピックアップします!

多彩な才能を持て余すkilling artさんが草加にたどり着いたきっかけ

ワークショップを開催しているレザービーストについて語っていただきました

なぜ「革」なのか?どうして「草加」なのか?

||お久しぶりです!改めまして今日はよろしくお願いします。

killing art(以下、まさあり):ゴールデンウィークのsosomarket以来ですかね?

私も緊張しているのでよろしくお願いします。

||大阪出身のまさありさんが「革」そして「草加」にたどり着いた経緯を教えてください。

まさあり:草加に来る前は大阪でアパレル勤務をしていました。

販売を続けているうちに「全く関わりのない人が作った商品の知識を頭に詰め込んでお客さんに説明・販売しないといけないのか」と疑問に感じました。

特にレザージャケットや革小物が通常の商品よりも高額であることを疑問に感じたことがきっかけで「革」に興味を持ちました。

革に興味を持ち始めてからは販売前の段階である「製作側」になりたいと思っていました。

加工前のクロコダイルや爬虫類などの革

加工前のクロコダイルや爬虫類などの革

||「革」への入り口が意外すぎて驚きです(笑)

まさあり:大阪でレザー教室に通ってはいたんですが、あくまで趣味の枠を越えなかったため、革の加工道具などを自前で揃えつつ独学を続けていました。

しかし独学にも限界を感じていた頃、大阪を出て上京しようと考えるようになりました。

いろいろと調べていくうちに都内でエキゾチックレザー(爬虫類の革)を取り扱っている会社を見つけ、研修を受けるところまで取り付けることができました。

革漉機

革漉機:縫製前裁断後に厚み寸法を削ぎ落す作業を行う機械

||かなり行動派ですね!!

まさあり:研修の2日間はかなり厳しくて、1日目なんてほとんど教科書読まされてましたよ(笑)

会社の研修が進むにつれて、見た目を気にせずどれだけオシャレや人に興味を持ってもらうかを考える僕には合わないと感じました

偶然にもエキゾチックレザーを取り扱う別会社があることを知り、すぐに連絡して雇ってもらえないか聞いてみたんです。

その会社は販売だけを行なっていたため製造を委託している会社を紹介してくれるという話になり、その方が革の街「草加市」で製造を行なっていました。

これは縁だと感じて草加の工房で働くことになりました。

腕みしん

腕ミシン:厚地を縫うための工業用ミシン

||いよいよ草加との関わりが生まれましたね。

まさあり:その工房では1年半ほど働きましたが、日が増すほどに工房と私個人の方向性に違いを感じるようになりました。

このまま働いてても自分の理想とかけ離れてしまうと感じ、ずっと気になっていた「そうか革職人会」にアポを取って職人会に入会することになりました。

そうか革職人会に入会してからは技術的な向上に加え、同業間の繋がりも増えて良いこと尽くしでした。

ハンドプレス機

ハンドプレス機:材料を定型に切り抜くために用いる

||いよいよまさありさんの草加での本格的な活動が始まりましたね!

まさあり:現在はオリジナル作品の製作や草加市で開催しているイベントへの出店をしながら「革」の普及、そしてkilling artの認知度を高めている段階で尽力しています。

killing artオリジナルの「レザービースト」とは?

||まさありさんのオリジナル作品ってどんなものがあるんですか?

まさあり:レザービーストという革で作る立体模型の制作をワークショップで行なっています。

日本各地には折り紙のような要領で革を用いた動物を作るクラフトがたくさん溢れているんですが、レザービーストは作った後に着色まで行うことで、世界に1つだけのオリジナル作品を作ることができます。

お子さんでも簡単に作れて親子で楽しめるワークショップです。

 
 
 
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||私もレザービーストを作りましたが、あれは大人もハマる要素たっぷりですね。

まさあり:コツを掴めば骨格の表現や筋肉の凹凸まで表現できるので大人も好きな人は間違いなくハマりますね(笑)リアルな質感を追求したい人や自分だけのオリジナルティを表現したい人、レザービーストは大人・子どもに関わらずその人の気持ちを素直に表現することが楽しさに繋がると思います。

染色するためお子さんだと服に色が着いてしまうこともありますが、そこも1つの表現として大目に見てもらえると助かりますね(笑)

 
 
 
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||レザービーストのイベントってどんな場所で開催しているんですか?

まさあり:基本的には草加市内で開催しているイベントに出店しています。

ゴールデンウィーク中にはsosoparkのイベント「sosomarket」や獨協大学の「草加国際村一番地」、coco家カフェさんでは月1のペースでワークショップを開催しています。

 
 
 
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killing artの幅広い表現力

||まさありさんの作品をいくつか拝見しました。王道からオリジナル作品まで手がけていて製造の幅が広いという印象でした。

まさあり:基本的な革小物だと名刺入れやスマホケースなどを製造しています。

注文を受けてから製造するため出来上がるまでお時間をいただいていますが、お客さんがみんな優しいので気長に待ってくれてますね(笑)

 
 
 
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特注になりますけどレザージャケットをアレンジしてバックパックを作ったりもできます。

もう着なくなったレザージャケットを持ち込んでいただければリメイクすることも可能です。

||これはすごい…思い入れのあるレザージャケットをリメイクしてくれるのは絶対にうれしい!

レザージャケットをリメイクして作った"バックパック"

レザージャケットをリメイクして作った”バックパック”

まさあり:オリジナル作品と言えば、大好きなスーパーカブ用のガソリンエプロンも製造しています。

ガソリンエプロンとは給油する時にガソリンがバイクにかからないよう守ってくれる、いわばよだれかけみたいなものです。

特にマーブリングが施してあるガソリンエプロンは持っている人が誰もいないので優越感に浸れると思います(笑)

 
 
 
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||インスタグラムを拝見したところ、洋服やピアスなどのアパレル作品までも手がけるとは、さすがに活動の幅が広すぎませんか?(笑)

まさあり:元々アパレル店員なんで(笑)

服のデザインは革とは違った面白みがあって楽しいんですよ。

ありがたいことにアパレルも好評で、予約段階での完売も多々あります。 

アパレル-3

 

アパレル-1表
アパレル-1裏

 

 
 
 
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||ありがとうございました。最後に一言お願いします!

まさあり:レザービーストのワークショップは定期的に開催しているので気になった方は会場まで来ていただけると嬉しいです!

製作できるレザービーストの種類もどんどん増やしているので、自分だけのレザービーストを作りに来てください。

killing artさんのまとめ

killina art

killing art

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